日本比較法研究所研究叢書<br> 工業所有権法における国際的消耗論

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日本比較法研究所研究叢書
工業所有権法における国際的消耗論

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  • サイズ A5判/ページ数 450,/高さ 23cm
  • 商品コード 9784805705469
  • NDC分類 507.2
  • Cコード C3332

内容説明

本書は、永年に亘って国際私法のほか、国際工業所有権法の領域でも多くの優れた研究成果を発表して来た著者の最近の業績をまとめたものである。法解釈学者の「日常のパン」ともいうべき「比較判例法的解釈方法」が一貫して用いられている。

目次

権利消耗(尽)に関するTRIPS協定第六条に対する疑念―一つの問題提起
第1部 特許権をめぐる国際的消耗論(最高裁第三小法廷のBBS判決について―「任意的拡布説」のための試論;特許製品の並行輸入問題―東京高裁の是認判決 ほか)
第2部 商標権をめぐる国際的消耗論(ドイツ改正商標法における“国際的消耗原則”との決別―通商政策上の観点;EU法院における並行輸入問題の新判決について―“商標法指針”第七条の解釈 ほか)
第3部 特殊問題と基礎理論(特許法第九二条第三項における強制的実施許諾(裁定実施権)について―若干の比較法的考察
強制的実施許諾に関するドイツ連邦裁判決について―polyferon事件 ほか)
第4部 その他(バイヤー教授を偲んで;高岡、高岡法科大学 ほか)