内容説明
本書では、比較法学の視点から、主に日本の行政訴訟制度を比較研究の対象として、両国の行政訴訟制度の異同点について考察したうえで、その根底にある法秩序や法文化または国家体制等における共通性と相違性を見出し、両国の法制度と法実務に対する相互理解を促進することを目指したものである。
目次
序章 研究の課題と方法
第1章 中国行政訴訟制度の概説
第2章 行政訴訟の受理範囲における特色
第3章 正確迅速な審理の保障
第4章 公民等の合法的権益の保護
第5章 行政権行使の監督と擁護
終章 今後の展望