映画秘宝セレクション
新世紀ミュージカル映画進化論

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  • サイズ B6判/ページ数 207p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784800312372
  • NDC分類 778.2
  • Cコード C0074

出版社内容情報

アカデミー賞を賑わせ、ミュージカル映画の新たな地平を切り開いた『ラ・ラ・ランド』をあらゆる角度から徹底解説。多くの映画ファンを熱狂させた元ネタの解説も網羅する。

内容説明

歌って踊って恋をする―。第二次大戦後、娯楽映画の代名詞的な存在だったミュージカル映画。ハリウッドの黄金期が終わりを告げるとともに、そのジャンルは終焉を迎えたと思われた。そんな「ミュージカルの呪い」を解いた男がいる。31歳の天才監督デイミアン・チャゼル。傑作『ラ・ラ・ランド』を中心に、ミュージカル映画がいかに進化をとげたかを論ずる!

目次

第1章 天才監督デイミアン・チャゼル論(町山智浩)
第2章 『ラ・ラ・ランド』に流れる「普通さ」の正体(森直人)
第3章 『LA・LA・LOVE SONG』(安田謙一)
第4章 夢の工場から世界へ!MGMミュージカルが築いた黄金時代(浦山珠夫)
第5章 ミュージカル映画、70年代からの苦難と復活(長谷川町蔵)
第6章 ジャック・ドゥミ&ミシェル・ルグランの見せた夢(ゲイリー芦屋)
第7章 新時代「歌う女優」論 ミュージカル映画とヒロインの変容(澤井健)
第8章 ジャズと映画、その歴史(原田和典)
第9章 ジョン・レジェンドとR&Bへの誤解―『ラ・ラ・ランド』のキースは天使か悪魔か?(馬飼野元宏)
第10章 「世界は私とあなたのためにある」―セカイ系恋愛映画として観た『ラ・ラ・ランド』(♪akira)
第11章 『ラ・ラ・ランド』はなぜ成功したのか?(長谷川町蔵)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ムツモ

1
「新世紀ミュージカル映画」と銘打ってるけど、「ララランド」のために書かれた本。でもMGMの黄金期やドゥミのミュージカルが大好きな私には、そちらについての記述がより嬉しかった。2017/08/19

yunico

0
ミュージカル映画についてというより「ミュージカルとララランドとジャズ」って感じでした。2017/12/21

和矢りょう

0
ララランド。大好き。 映画は、町山さんの影響が強いにしても、いつもそのネタ元の奥深さが質に還元される。そのことは物凄く映画の好きなところなのだけれど、自分は全然知識がないなという残念さに結論せざるをえない。いつになったら映画評とか、自分で出来るようになるのか分からない。というか、一生できない(自意識過剰)。2017/07/25

小魚小骨

0
これは…!非常にもどかしく地団駄だんだん。目の付け所は良いし、その論点が読みたかった!もあるが…ごく一部。表紙の説明と乖離している執筆者も多く、力の入れ具合もバラバラ。突然のタメ語。編集者の執筆依頼が問題?期待しただけに残念。2023/10/10

キムキム

0
一番キャッチーで気に入った『ラ・ラ・ランド』評は、洞口依子さんの「ハリウッド愛に満ちた監督のラブレター。ミュージカルもどきなセンスはファッションを楽しむ感覚に似ている」だけど、チャゼルのジャズ愛は感じるのにジャズ観はあまり伝わってこない…という所以を捉えた、褒めてないようで絶妙に褒めてる評言のような。ホンモノではないけれど自分が愛した"終わった華やかなものたち"をかき集め、自分の身の丈に合った「普通」へアップデートされた愛。ジャズを聴きに行って音楽をろくに聴かずに語りを重視するセブは、わりと他人事でない。2019/03/06

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