宝島社文庫 このミス大賞<br> 科警研のホームズ

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宝島社文庫 このミス大賞
科警研のホームズ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 308p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784800289995
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

大人気「化学探偵Mr.キュリー」シリーズの著者が描く、初の科学捜査ミステリー!科学警察研究所・本郷分室にやってきた三人の研修生たちは、科警研の仕事に興味を示さない室長・土屋の態度に困惑する。かつての彼は科警研の研究室長を務め、鋭い洞察力と推理の切れ味で、警察関係者から「科警研のホームズ」と称されていたらしいが……。自分たちの成長のため、三人だけで事件の調査に邁進する研修生たち。しかし、彼らが行き詰まったとき、ホームズばりの頭脳が目まぐるしく動きだす!

内容説明

科学警察研究所・本郷分室にやってきた三人の研修生たちは、科警研の仕事に興味を示さない室長・土屋の態度に困惑する。かつての彼は科警研の研究室長を務め、鋭い洞察力と推理の切れ味で、警察関係者から「科警研のホームズ」と称されていたらしいが…。土屋にやる気を取り戻させるため、そして自分たちの成長のため、三人は科警研の所長・出雲から持ち込まれる事件の調査に邁進する。

著者等紹介

喜多喜久[キタヨシヒサ]
1979年、徳島県生まれ。第9回『このミステリーがすごい!』大賞・優秀賞を受賞し、『ラブ・ケミストリー』にて2011年にデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mint☆

112
科警研の分室に配属された専門分野の異なる研修生の伊達、北上、愛美。分室の室長の土屋は鋭い推理力で、かつて「科警研のホームズ」と呼ばれていたが、今は大学准教授との兼任。科警研の仕事をやる気のない土屋は、時々三人にアドバイスをする程度だが的確。序盤は誰が主人公かわかりにくく、輪郭がボンヤリしている気が。科警研のホームズは時々しか登場しないので、こちらは三人の研修生の成長物語といった感じ。シリーズもののようなので次巻に期待したい。2020/01/26

ダイ@2019.11.2~一時休止

93
連作短編集。某ドラマ(科〇研の女)に近い感じで楽しめました。ただ本作中ではホームズ役はやる気なしでしたが次作があれば少しは改善される?2018/11/28

★Masako★

84
★★★+ 科学警察研究所(科警研)・分室に研修生として配属された伊達、安岡、北上。室長の土屋は、鋭い洞察力と推理力の切れ味から「科警研のホームズ」と言われていたが、今は科警研を辞め大学の准教授。だからたまにしか顔を出さない。研修生3人は持ち込まれた難事件をそれぞれの得意分野からアプローチ。煮詰まった頃に土屋がひょろっと現れて的確なアドバイスをし事件を解決する、という形の連作短編集。事件も解決方法も興味深いが、研修生3人が事件を解決する度に成長しチームとしてまとまっていくところがメインかな。土屋にも変化が→2020/01/19

yanae

68
科捜研ではなくて、科警研!読みはじめは完全に沢口靖子の科捜研の女のイメージでいました(笑)科警研分室に集められた三人の若者たち。室長は昔、科警研のホームズと言われた天才、だけど今は大学での研究に没頭して、分室には興味なし。でも部下三人が事件のことを少し話せば、すぐに事件解決の糸口を見つける。事件はみごと解決!でスカッとする。部下三人も成長していくのが頼もしい。まだまだ続きを読みたいです♡2019/06/27

さっこ

55
面白かったです。「科警研のホームズ」と呼ばれている土屋室長は大学での研究に夢中で、本編では科警研分室の三人の研修生がメインになっていました。三人のキャラも分かりやすかったし、土屋室長の科学的謎解きも良かったです。なんだかシリーズ化しそうな終わり方だったので楽しみです。2019/04/01

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