ラブ・リプレイ

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  • サイズ B6判/ページ数 348p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784800200945
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0093

内容説明

東大農学部院生の奈海はバレンタインの朝、同じゼミに在籍し、想いを寄せている本田の死体を発見する。凶事に茫然自失する奈海の前に、突如“死神”を名乗る青年が姿を現わし、「過去に戻って愛する者を救う機会を与える」と言う。奈海は本田の死因を突き止め、彼を救うことを決意。しかし、本田が密かに開発していた惚れ薬も絡み、事態は思わぬ方向へ―果たしてふたりの運命やいかに。

著者等紹介

喜多喜久[キタヨシヒサ]
1979年、徳島県生まれ。東京大学大学院薬学系研究科修士課程修了。第9回『このミステリーがすごい!』大賞優秀賞を受賞し、『ラブ・ケミストリー』にてデビュー。大手製薬会社に研究員として勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kishikan

110
喜多さんの「有機をもって恋をせよ」シリーズの完結版。このラブシリーズ、「化学が難しくって」って声もありますが、そこら辺を抜きにすればとても面白く読めます。特に本作は、ラブコメ、ミステリ、それにSF的要素も加わり、ラストはハッピーエンド?シリーズをもう一度振り返ってみたくなります。恋愛要素の入った科学ミステリというジャンルがあるとしたら、森博嗣さんのS&Mシリーズの方が、キャラとかサスペンスタッチの面で断然好きなのですが、いろんな要素を盛り込んだこのシリーズも大好きです。喜多さんの今後の活躍に期待します。2013/01/08

ダイ@2019.11.2~一時休止

104
有機化学ミステリーその3。今回のSF設定は10回のやり直し。オチ的には協力して?イイ感じに収まったかな?2017/10/24

takaC

97
朝の通勤電車(30分)+昼休み(60分)+夜の通勤電車(30分)+風呂(30分)の4ターンで読んだけど、どちらかというと一気通貫読みに向いてる話だった。2013/04/24

七色一味

79
読破。なんだかんだでこのラブコメディシリーズも3冊め。そして作を重ねるごとに、確実に読み物としても面白い作品に、面白い作家さんになっていってるかんじです。今回もファンタジーとミステリーを融合させた作品ですが、一種のタイムトラベルもの、と言っても良い感じ。最後が、ちょっと展開的には強引な部分もありますが、まぁ、楽しめるかな。2013/01/27

ひめありす@灯れ松明の火

75
第2回、カスヤナガトさん装丁を読んでみようシリーズの2段目です。文系のゼミというのは結束が比較的緩くて、皆で研究室にこもったりその場で突発的に飲み会になだれ込んだりする事があんまりない(と思う)ので、研究室でのやり取りとかあっちにこっちにキューピッドの矢が飛んでいる状況を見るのが楽しみだったりします。しかし、今回は東大も、ケミストリーもほとんど関係なし!!何回繰り返したって、万人が幸福になる未来はそうそう手に入れられない。そんな中で奈海が下した最後の決断と、落ち。くるりとうまくまとまっていてよかったです!2013/04/12

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