内容説明
幸せだから笑うのではない。笑っているから幸せなのだ。幸せを呼ぶ写真とともに味わう累計17万部突破のベストセラー。
著者等紹介
アラン[アラン] [Alain]
フランスの哲学者。本名はエミール=オーギュスト・シャルティエ(Emile‐Auguste Chartier)。ノルマンディー地方のモルターニュ生まれ。高等師範学校卒業後、才気あふれる哲学教師としてアンドレ・モロワ、シモーヌ・ヴェイユらを輩出する一方で、アランのペンネームで数多くの本や記事を精力的に発表した。1906年より地元紙に「あるノルマンディー人のプロポ(Propos d’un Normand)」というコラムの寄稿を開始、第一次大戦前後に約5000編を新聞や雑誌に発表した
齋藤慎子[サイトウノリコ]
同志社大学文学部英文学科卒業。広告業界で主に海外向けの企画制作と他国語編集に従事。その後、オーストラリア、スペインで企業内翻訳などを経て、現在フリーランスの翻訳者。スペイン在住
山口昌弘[ヤマグチマサヒロ]
武蔵野美術大学造形学部卒業。写真や装幀の仕事を中心に活動する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
naoっぴ
63
茫洋とした未来を自らの力で泳ぐための指針となるアランの言葉の数々。シンプルだからこそ、そのときの自分に合うイメージで捉えることができ、いつでもふと感じたときに開くことができる良さがあります。癒しの洒落た写真も心を後押ししてくれそう。「希望を持ち続けるのは意志の力、逆に絶望は絶望という自らの力で強化されていく」「幸せだから笑うのではなく、笑っているから幸せなのだ」「すべての道は正しい道である」幸せはどんな環境にあっても自らが作り出すものとのメッセージがストレートに響きました。2017/06/27
ちさと
31
アランの幸福の哲学を誰にでも読みやすい形で提供してくれているところが評価できる1冊です。「物の見方や心の持ち方を変えることで、誰でも幸福になれる」と説いたアラン。過去や未来は実像を持たない印象であって目の前の現実に集中すべきということを、言葉を変えて繰り返し指南していました。比喩を上手に使って説明する法に長けているのも魅力的です。1つだけ、挿入された写真はあまり文章と合っているとは思えず余計だったような。2019/06/19
DEE
9
ヴィジュアル版なので眺めるように読むことができる。 添えられた写真もキレイだし。 「悲しくなるような考えは、すべて間違った考えである」 なるほどね。2020/08/06
かぴばら
5
読みたいと思いつつも難しそうで敬遠していました。 今回、読みやすそうなのが発売されたので読んでみました。 かなり読みやすいです。 繰り返し読みたいですね。2017/09/19
ちょむちょむ
2
どこか薄っぺらさを感じる。本書だけをアランの幸福論として決めつけるのは早計か。2021/01/31