内容説明
教育から社会というスペクトラムの中でのアクティブラーニングの価値とは何か?高校・大学・社会と連なる体系におけるアクティブラーニングの意義を、国内外の先進的な取組みの事例の中から再考し、「高大接続」という入口を重視したこれまでの大学を批判し「大社連携」という新たな視点の必要性を唱える、研究者・実践者としてアクティブラーニングに精通した著者渾身の労作。
目次
「アクティブ・ラーニング」から「アクティブラーニング」へ
「パラダイム転換」は何をもたらしたか
アクティブラーニングとは何か
学習者中心のコースデザイン
「学習パラダイム」に対応した授業方法
ICEの活用
ICEを活用したアクティブラーニング
ラーニング・スペースがアクティブラーニングを育む
アクティブラーニングの効果検証
アクティブラーニングの評価検証
高大接続教育としてのアクティブラーニング
「表面的な知識」から「深い学び」へ
オナーズ・プログラム―量から質への転換
アクティブラーニングをデザインする
接続可能なアクティブラーニング
カナダの大学におけるアクティブラーニングの実践
まとめ
著者等紹介
土持ゲーリー法一[ツチモチゲーリーホウイチ]
1945年中国撫順市生まれ。1978年コロンビア大学東アジア研究所研究科修了。1980年コロンビア大学大学院ティーチャーズ・カレッジ(比較・国際教育学専攻)教育学博士号取得。1990年東京大学大学院教育学博士号取得。前弘前大学21世紀教育センター高等教育研究開発室長・教授。現在、帝京大学学修・研究支援センター長・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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