内容説明
落語、コント、芝居、映画、テレビなど、あらゆる芸への批評から“時代”がたちあがる。30年、2745回の新聞連載コラムから精選。
著者等紹介
森卓也[モリタクヤ]
1933年愛知県生まれ。南山大学中退。1956~79年まで尾西市役所に勤務。並行して執筆活動をはじめ、58年『映画評論』誌に映画評を発表。同誌にアニメーション映画論『動画映画の系譜』を分載し注目を集める。66年に『アニメーション入門』(美術出版社)を上梓。毎日映画コンクール選考委員(大藤信郎賞、アニメーション賞)、文化庁メディア芸術祭審査員(アニメーション部門)などを勤めた
和田尚久[ワダナオヒサ]
放送作家・文筆家。1971年東京生まれ。著書に『芸と噺と 落語を考えるヒント』(扶桑社)、『落語の聴き方楽しみ方』(筑摩書房)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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抹茶モナカ
18
森卓也さんについては不勉強ながら、名前すら知らなかったのだけれど、この本の編者の和田さんとネットを介して知り合いだったので、そのご縁で読んだ。30年間のコラムをまとめた電話帳のような分厚い本で、エンタメ(映画、落語、アニメ、山田太一、イッセー尾形)に関するコラムが並ぶ。上方落語についてのコラムをあまり読んだ事がないので、特に桂枝雀さんについての記述に興味津々。枝雀や志ん朝と同時代を生きて、その批評をされた方なのだ。定見をしっかり持っておられて、読んでいて刺激を受けた。この本の編集も凄い仕事だと思った。2019/06/26
kokada_jnet
10
112ページ、『世界の料理ショー』がイギリスの製作とあるが。グラハム・カーはイギリス人だが、『世界の料理ショー』はカナダのテレビ局が製作。2016/12/11
Kazuhiro Sorimachi
1
中日新聞に30年にわたり掲載されたコラム2745本(!)から選ばれた1643本のコラムを収録。30年分の内容をまとめて読んですこしクラクラしました。すごい情報量。著者の森卓也は映画・アニメーションの評論家として長く親しんできたが落語や小劇場など実演に関しての分量が思いのほか多く、著者の興味の広さを実感。広いだけでなく深くてイッセー尾形や山田太一など何度も登場。30年にわたるのでその変化も伝わってくる。600頁以上のボリュームだけど割愛された1102本も読んでみたい。2016/12/26
ウルまー
0
読んだ、面白かったー。名古屋の方だからかな?割と紳助とか米朝とか関西にもページが割いてある。2016/11/27
ホリエンテス
0
長い、ひたすら長い。30年分のエッセイではあるが、テレビ全体よりは映画と落語に偏っている部分もあり、興味外の内容も。それでもまあ30年前はこんな感じだったのか、と何となく感じれただけでも面白かったかな。2023/11/02