出版社内容情報
「初等数学」とは「高校数学+α」の内容で楽しむ数学である。この理念のもとに筆者の初等数学研究は始まり,高校数学の教材研究や大学入試問題の研究など、興味の赴くままに様々な研究テーマに長年にわたり取り組んできた。本書はその研究の集大成であるが、「初等数学」に対する興味が高まり、研究のテーマや手がかりになるようなヒントが多数提供されるように編まれている。初等・中等教育における授業づくりや,大学入学の試験問題作成の題材としても大いに役立つものと思われる。
内容説明
いかに考え、いかに解くか?数論、初等幾何学、2次曲線などの数理を、初等数学(高校数学+α)で考え、楽しみながら解く。
目次
第1部 数に関すること(倍数の判定法;電卓でN乗根を ほか)
第2部 図形に関すること(紙の3つ折り;二等辺三角形の心 ほか)
第3部 2次曲線に関すること(離心率を見る;2次曲線と屈折 ほか)
第4部 サイクロイド曲線に関すること(サイクロイド曲線の研究)
第5部 数学の応用に関すること(最短時間で進む;血液型の割合は ほか)
著者等紹介
松田康雄[マツダヤスオ]
1979年九州大学理学部数学科卒業。2020年長崎大学教育学部特任教授。数理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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