内容説明
荒海での船火事の大惨事後、難破船のマストに立つ若者の姿―年の頃は18歳、金色と青の刺繍の衣装で、白い腕に剣を高く揚げ振りかざす姿には、驚嘆すべき美しさがあふれていた。純朴な漁師たちは彼にロープを投げ、岸辺に引き寄せようとするが、若者は、近づいてきたガレー船の海賊たちに襲われて、未知の国へと連れ去られてしまう…古代ギリシャの理想郷に躍動する恋と冒険の青春群像。エリザベス女王の廷臣にして文人のシドニーが著した英国ルネサンス期牧歌文学の最高峰。『ニュー・アーケイディア』初の完訳、待望の復刊。
著者等紹介
礒部初枝[イソベハツエ]
元玉川大学教授
小塩トシ子[オシオトシコ]
フェリス女学院大学名誉教授
川井万里子[カワイマリコ]
東京経済大学名誉教授
土岐知子[トキトモコ]
東京女子大学名誉教授
根岸愛子[ネギシアイコ]
文化学園大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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