内容説明
いま居る場所で見出した大事な問い。その価値や意義を見失わずに問えるか。心理学的研究や質的研究、現象学を経て、対象化せずに雰囲気を問おうとする試み。
目次
問う行為を学びなおすことに向けて:小学校のフィールドから
第1部 雰囲気の問いをめぐる状況(学級の雰囲気に関する心理学的研究の概観:測定から解釈へ;雰囲気を問う道筋を求める意味;雰囲気そのものを問う道筋の模索:現象学の二つの試みを通じて)
第2部 雰囲気を問う道筋(雰囲気が言葉になるとき:小学校の日々から始まる雰囲気の解釈学的現象学;出会いと雰囲気の解釈学:「出会いの解釈学」が照らし出すもの)
著者等紹介
木下寛子[キノシタヒロコ]
九州大学教育学部卒業、九州大学大学院人間環境学府都市共生デザイン専攻博士課程単位修得退学。博士(人間環境学)(九州大学)。九州大学大学院人間環境学研究院学術研究員をへて近畿大学九州短期大学准教授、および九州大学大学院人間環境学研究院学術共同研究員。専攻は環境心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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