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内容説明
日本の近代化を支えた石炭産業。地下深くの坑道で体験した恐怖や不条理をキャンバスにぶつけた炭鉱夫がいた。転変する炭鉱町の姿が原風景となった美術家もいた。炭鉱の興亡の中で生まれた彼らの作品と、そこに込められた想いを読み解く。
目次
第1部 炭鉱から生まれた文化・芸術活動(産炭地の形成と生活文化;炭鉱に由来する文化活動・文化政策を巡って ほか)
第2部 文化的視点から見直される炭鉱(産炭地における美術活動の展開と意義―目黒区美術館「“文化”資源としての“炭鉱”展」を契機として;旧産炭地におけるアートプロジェクトの成立と展開)
第3部 炭鉱の記憶を継承する美術実践(産炭地の固有性と文脈を活かしたアートプロジェクトの実践)
総括と今後の課題
関係者インタビュー(石炭で描く労働者の心象風景(早川季良氏)
三笠+ふれんずと川俣正「コールマイン三笠」の発足(武部英治氏) ほか)
著者等紹介
國盛麻衣佳[クニモリマイカ]
1986年福岡県大牟田市生まれ。2004年(平成16)福岡県立明善高校総合文化コース卒業。2008年(平成20)女子美術大学美術学科洋画専攻卒業。2010年(平成22)東京藝術大学大学院美術研究科壁画専攻修士課程修了。2017年(平成29)九州大学大学院芸術工学府芸術工学専攻博士後期課程修了。博士(芸術工学)。芸術家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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