内容説明
いま、生と死に向き合う。生きる意味とは何か。人はなぜ死ぬのか。古今東西の死生観と生命倫理の現場から、生と死という普遍的問題を考える。
目次
第1部 生と死―倫理学と宗教学はどう見ているのか(生と死をめぐる倫理―気づかいを手がかりに;死と宗教はどのような関係にあるのか?)
第2部 生命倫理の諸相―「現場」からの視点(生命中心主義者の行政医師活動報告;日本人のスピリチュアリティ―生と死をめぐる日本的ケアの源流;生と死の現場に立ち現れる和解と赦し―犯罪、ルワンダ、水俣、終末期ケア、認知症をめぐって)
第3部 古今東西の死生観―文学テクストから探る(明治期日本の生と死をめぐる言説―ラフカディオ・ハーンと夏目漱石;中国古典小説にみる幽霊と冥界;死の病と救済の物語―ハルトマンの『哀れなハインリヒ』を例にして;一六世紀プロテスタント詩人にとっての生と死)
著者等紹介
荻野蔵平[オギノクラヘイ]
熊本大学大学院人文社会科学研究部教授
バウアー,トビアス[バウアー,トビアス] [Bauer,Tobias]
熊本大学大学院人文社会科学研究部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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