内容説明
Godはいかに訳されたのか?歌詞に込められた「忠臣愛国」。「仰げば尊し」、「蛍の光」などの翻訳唱歌は原曲歌詞からどのように翻訳されたのか?唱歌教育における西洋文化の受容と改変に明治政府の国民国家創出戦略を探る。
目次
第1章 本書の概要と課題(本書の視点;先行研究、問題意識と研究課題)
第2章 国民形成と「翻訳唱歌」(国民国家論―明治期の国民形成と翻訳;コントラファクトゥーアに見る「翻訳唱歌」の一源流)
第3章 『小学唱歌集』―歌詞分析を中心に(唐澤富太郎の歌詞分類;ルーサー・ホワイティング・メーソンの教科書との比較;「翻訳唱歌」の分析―君が代、忠君愛国、教訓;「翻訳唱歌」の分析―自然)
第4章 民間製唱歌集における西洋文化の受容と改変(大和田建樹の『明治唱歌』における「高尚の域」;伊澤修二の『小学唱歌』におけるジェンダー観;田村虎藏の『幼年唱歌』と『少年唱歌』―「教科統合」の受容)
第5章 明治期を通じた唱歌教育の発展と「翻訳唱歌」(『尋常小学唱歌』における結実;結びに代えて)
著者等紹介
佐藤慶治[サトウケイジ]
1986年熊本県生まれ。県立熊本高等学校、国立音楽大学音楽学部声楽専修卒業。熊本大学大学院教育学研究科音楽教育コース修士課程、九州大学大学院比較社会文化学府博士後期課程修了。博士(比較社会文化)。精華女子短期大学幼児保育学科専任講師。音楽教育学、比較文化学、児童文化論を専攻。現在、日本学術振興会科学研究費(若手研究)を取得し、「NHK『みんなのうた』を中心とした日本児童音楽文化の変遷に関する歴史社会学的研究」というテーマで研究を行う(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Miyoshi Hirotaka
BLACK無糖好き
Annabelle K