出版社内容情報
目に見えない地下の状態(資源・遺跡・断層など)を物理的方法で可視化する物理探査。その基礎知識と手法を分かりやすく解説する。目に見えない地下の状態(資源・遺跡・断層など)を物理的な方法を使って可視化する物理探査。その基礎知識と多くの手法を分かりやすく解説する。理工系の大学生、地質調査や資源探査に関係する企業や自治体の技術者などにお勧めの一冊。
水永 秀樹[ミズナガ ヒデキ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
タナカ電子出版
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この本は物理探査をわかりやすく説明してくれる本です。物理探査をする前に衛星や飛行機などを使い探査領域を絞ります(概査)実際に現地でさらに精査して、試掘して調査します。言葉では簡単ですが、実際には、かなり博打的要素もあります。深く掘れば掘るほど分解能力が下がり、その能力を引き上げるのにお金と時間がかかりすぎます。逆に浅く掘れば分解能力はあがるがどれ程の埋蔵量があるかは未知数。どのくらい掘るどの程度の規模で分解するかトレード関係になっています。作業は更なるコストが投下されるために物理探査の役割は大きいです。2019/04/07