出版社内容情報
辺境の村から都市のスラムまで。開発とフィールドワークの融合を求めて40年間現地に通い続ける著者による、場所と人びとの物語。人類最後の「秘境」パプアニューギニアにもグローバル化の波は確実に押し寄せている。高地周縁部や首都において40年間にわたりフィールドワーク調査を実践してきた著者がこの国の人びとの変容を物語るとともに、開発とはなにか、経済格差とはなにかを訴える。
熊谷 圭知[クマガイ ケイチ]
著・文・その他
内容説明
辺境の村から都市のスラムまで。開発とフィールドワークの融合を求めて40年間パプアニューギニアに通い続ける著者が描く、場所と人びとの物語。
目次
第1部 研究の基本概念(「移動」と「開発」;「場所」;「地誌」と「フィールドワーク」)
第2部 パプアニューギニアの場所の物語(パプアニューギニア地誌の再構築;高地周縁部、ミアンミンの人びとと場所;ポートモレスビーの都市空間とセトルメント;ラガムガ・セトルメントとチンブー人移住者の場所;ブラックウォーターの人びとと場所)
第3部 フィールドワークと場所構築(フィールドワークから開発実践へ―ラガムガ・セトルメントでの実践;開発的介入から場所構築へ―ブラックウォーター、クラインビット村での実践)
場所・フィールドワーク・動態地誌
著者等紹介
熊谷圭知[クマガイケイチ]
1954年、東京生まれ。中学・高校時代は名古屋、大学は東京、就職してからは福岡、大阪で暮らす。現在、お茶の水女子大学基幹研究院(人間科学系)教授。博士(文学)。専門は社会文化地理学、オセアニア地域研究(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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