出版社内容情報
「奥田さん、ここから革命を起こします。
だから高知に移住します」
映画のロケをきっかけに、3秒で移住を決めた高知県。
すべてを包み込む自然と、底抜けに明るい人々に囲まれ、この星と繋がっていると感じられる「地球のへそ」。
家族と映画、そして出合うすべてに愛を注ぐ、珠玉のエッセイ集はここで生まれた。
(カバー装画・題字も安藤桃子作です)
高橋源一郎さん(作家) 推薦!
「とどいたのは、桃子さんのぜんぶが詰まった、本の形をした新しい『映画』でした」
中村アンさん(女優) 推薦!
「実際会っても、本で読んでも、そこに在るのは圧倒的愛おしさ」
5歳の娘に撮影の特訓を課す父、奥田瑛二。
娘の窮地にどこにでも駆けつける母、安藤和津。
著名な両親のもとに生まれたコンプレックスゆえ、15歳で単身イギリスに留学。
人種差別と金欠に翻弄されながらアート制作に明け暮れる日々。
父の仕事を手伝ううちに、最初は遠ざけていたはずの映画と恋に落ちる。
見習い、助監督と「なりふりかまわず」映画に没頭、やがて自ら脚本を書いた『0.5ミリ』を監督する。
この映画を上映するために高知に特設劇場を、さらには常設映画館を作ってしまう。
誰も真似することなどできない、「七光り八起き」の半生は、生きることの喜びと驚き、そして愛に満ちている。
安藤桃子(あんどうももこ) 映画監督。1982年、東京都生まれ。ロンドン大学芸術学部卒。俳優・映画監督の奥田瑛二とエッセイスト・コメンテーターの安藤和津の長女。妹は女優の安藤サクラ。
高校からイギリスに留学、大学卒業後はニューヨークで映画作りを学び、助監督を経て2010年『カケラ』で監督・脚本デビュー。2011年、初の長編小説『0.5ミリ』(幻冬舎)を上梓。同作を自らの監督・脚本で映画化し、報知映画賞作品賞、毎日映画コンクール脚本賞、上海国際映画祭最優秀監督賞などを受賞。
2014年、高知移住。2018年、「ウタモノガタリ CINEMA FIGHTERS project 『アエイオウ』」を監督・脚本。
高知県のミニシアター「キネマM」の代表を務めるほか、子どもたちが笑顔の未来を描く異業種チーム「わっしょい!」では、農・食・教育・芸術などの体験を通し、全ての命に優しい活動にも力を注いでいる。
内容説明
ロケ地“高知”に3秒で移住を決断。豊かな自然、心優しき人々、ちょっと“変”な家族の愛。「七光り八起き」の半生を、ユーモラスに綴ったエッセイ集。
目次
第1章 案ずるより産むが易しと言うけれど(虹色キャンバス;箱の中身;母なるバトン ほか)
第2章 なりふりかまわず(父の形見;基本的レジ袋活用術;世界の心窓 ほか)
第3章 太平洋からいただきます(ワイルドシティー高知;いくらなら買う;台所仕事 ほか)
著者等紹介
安藤桃子[アンドウモモコ]
映画監督。1982年、東京都生まれ。ロンドン大学芸術学部卒。高校からイギリスに留学、大学卒業後はニューヨークで映画作りを学び、助監督を経て2010年『カケラ』で監督・脚本デビュー。2011年、初の長編小説『0・5ミリ』(幻冬舎)を上梓。同作を自らの監督・脚本で映画化し、報知映画賞作品賞、毎日映画コンクール脚本賞、上海国際映画祭最優秀監督賞などを受賞。2014年、高知県へ移住。ミニシアター「キネマM」の代表を務めるほか、子どもたちが笑顔の未来を描く異業種チーム「わっしょい!」では、農・食・教育・芸術などの体験を通し、全ての命に優しい活動にも愛を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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