刑事法学の系譜

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  • サイズ A5変判/ページ数 912p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784797281255
  • NDC分類 326.04
  • Cコード C3332

内容説明

学説の系譜を総括・再検証。個別の学理・判例等の史的発展を客観的に叙述し、現在の刑事法理論の到達点を総括し、その課題を論究する。

目次

被害感情と責任非難
責任主義の系譜
今日における刑罰の体系と刑罰論についての覚え書き
因果的決定論の系譜―原因なき意志に未来はあるか
規範論の系譜
構成要件論の系譜
違法論の系譜
不作為犯論の系譜―「作為と不作為の区別」を中心に
法人処罰論の系譜―戦後から今日までの動向を中心に
客観的帰属論の系譜
わが国の承諾論とゲールズの二元論―なぜわが国においてゲールズの二元論は受け入れられなかったのか
「故意は主観的違法要素か」という問いについて―主観的違法要素論の系譜学的考察
「原因において自由な行為」をめぐる日本の刑法学説の50年―構成要件モデル・責任モデル・例外モデルの「三国志」
故意論の系譜
過失論の系譜
過失不作為犯の系譜
責任能力論の系譜―わが国における限定責任能力概念
未遂犯論の系譜
不能犯論の系譜―明治期における不能犯論の展開
わが国における正犯論とその現代的課題
共犯(教唆犯と幇助犯)の処罰根拠
共同正犯論の系譜