出版社内容情報
終戦前後の貴重な日記の原本を翻刻。第3巻では、村井良太教授による解説「転換期の参議院議長河井弥八」を付す。
一般社団法人尚友倶楽部[イッパンシャダンホウジンショウユウクラブ]
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中園 裕[ナカゾノ ヒロシ]
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内藤 一成[ナイトウ カズナリ]
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村井 良太[ムライ リョウタ]
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奈良岡 聰智[ナラオカ ソウチ]
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小宮 京[コミヤ ヒトシ]
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内容説明
河井弥八(明治10年~昭和35年・静岡県掛川出身)は、貴族院書記官長、内大臣秘書官長、侍従次長、皇后宮大夫、貴族院議員、参議員議員、参議院議長のほか、大日本報徳社社長、全国治水砂防協会顧問等を歴任した政治家である。彼は生涯にわたり、膨大な日記を残した。今回刊行するのは、昭和20~35年の15年余りの期間である。第3巻は独立から吉田内閣崩壊までの日記と手帳を収録した。社会は次第に落ち着きを取り戻しつつあったが、日本政治冷戦下で保革対立が高まり、追放解除で与党も混乱していた。その中で河井は、貴族院の精神を引き継ぐ緑風会からは最後となる参議院議長に選ばれた。本巻は第二院独自の役割を模索し続けた議長が自ら記した重厚な記録である。