内容説明
本書は、複雑で難解な退職金・年金について、会計、数理、制度、税務の面から69のQ&Aで徹底的に「わかりやすさ」にこだわり解説しています。さらに、改訂会計基準が適用された後に明らかになった問題点等にも触れています。
目次
第1章 退職給付会計・数理の基礎(退職給付会計と債務計算が必要な範囲;退職給付債務と退職給付費用;将来の期間にわたり費用処理する未認識項目の会計処理 ほか)
第2章 数理計算の実務と企業年金の運営(割引率;退職率;死亡率 ほか)
第3章 その他実務上の重要論点(重要性基準に関する実務対応;開示の拡充;長期期待運用収益率の設定 ほか)
著者等紹介
井上雅彦[イノウエマサヒコ]
公認会計士、日本証券アナリスト協会検定会員。1986年一橋大学商学部卒、保険会社を経て1988年中央監査法人(現みすず監査法人)入所。1999年より中央青山監査法人パートナー、現在有限責任監査法人トーマツパートナー。これまで、日本公認会計士協会公的年金専門部会専門委員、同協会業種別監査委員会委員、同協会厚生年金基金理事、同協会基金特別プロジェクト専門委員及び運営委員等を歴任。主な著書に『事業再編に伴う退職給付制度の設計と会計実務』(中央経済社 日本公認会計士協会第35回学術賞(会員特別賞)受賞)など
江村弘志[エムラヒロシ]
明治安田生命保険相互会社総合法人業務部団体年金コンサルティング室長。日本アクチュアリー会正会員、年金数理人。1984年大阪大学理学部卒、明治生命保険相互会社(現明治安田生命保険相互会社)入社。2013年より現職。企業会計基準委員会(ASBJ)退職給付専門委員会専門委員。公益社団法人日本年金数理人会理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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