内容説明
福澤諭吉が理想とした「子育て・教育」の原点が現代によみがえる。子育て中の両親、孫の子育てを手伝っている祖父母、これから親になる人、教育現場の先生といった子育てと教育に関わるすべての方々に贈る不朽の二十八論説。
目次
第1章 子育ての習慣(家庭習慣の教え(家庭習慣の教へを論ず)家庭叢談第九号(明治九年十月)
子どもを育てる人の大切さ(子どもを育てるに側の大切なることを論ず)演説筆記五編(明治八年十二月十八日)
人の遺伝を見きわめる(人生の遺伝を視察す可し)福翁百話三十九(明治三十年七月) ほか)
第2章 教育のあるべき姿(文明教育論 時事新報記事(明治二十二年八月)
教育の力は才能を発育すること(教育の力は唯人の天賦の発達をしむるのみ)福翁百話七十一(明治三十年七月)
高尚な理は卑近の所に在り 福翁百話七十(明治三十年七月) ほか)
第3章 学問の活用(中津留別の書(明治三年十一月)
独立の方法(独立の法)福翁百話四十一(明治三十年七月)
英語と中国語(英語と支那語)時事新報記事(明治十八年九月十六日) ほか)
著者等紹介
岩崎弘[イワサキヒロシ]
慶應義塾福澤研究センター顧問。元慶應義塾幼稚舎教諭。1944年生まれ。1969年明治学院大学経済学部卒業、白百合学園小学校教諭を経て、1974年慶應義塾幼稚舎教諭に就任。2010年3月、同校定年退職。現在、慶應義塾福澤研究センター顧問、福澤諭吉協会会員。三田剣友会賛助会員、港区剣道連盟理事長、全日本剣道連盟錬士六段(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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