目次
第1章 国際刑法における普遍的管轄権に関する考察(戦争観の変遷;普遍的管轄権に関する考察;国際社会全体に対する法益侵害;ベルギー人道法における普遍的管轄権概念の変容;重大な国際犯罪)
第2章 「侵略犯罪」再考一―国際刑法規範の定立化を目指して(国際刑法の発展と侵略犯罪;問題の所在;国際刑事裁判所と国際連合との関係;ローマ外交会議;ローマ外交会議以降;考察;国際刑法規範の定立化)
第3章 「侵略犯罪」再考二―ローマ外交会議からカンパラ検討会議へ(ローマ外交会議における管轄権に関する議論;カンパラ検討会議における改正;評価;決議三三一四;戦争違法観と平和に対する罪)
第4章 「侵略犯罪」再考三―構成要件上の行為主体に関する検討を中心に(犯罪構成要件の明文化;改正規程における侵略犯罪の犯罪構成要件;考察)
第5章 個人責任と国家責任―模索と混迷(個人責任の原点;「平和に対する罪」の生長とその史的展開;国際犯罪;国家責任)
著者等紹介
安藤泰子[アンドウタイコ]
1996年茨城大学大学院修士課程修了。2001年関東学院大学大学院博士後期課程修了。現在、青山学院大学法学部教授。法学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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