内容説明
上がったり下がったりを繰り返し、気分の変化に振り回される躁うつ病(=双極性障害)。双極2型障害と診断された夫婦二人の日常を妻が描いたコミックエッセイ。
目次
躁うつ夫婦誕生
躁うつ病って?
躁状態になると?
うつ状態になると?
勝手に決めちゃう
ハワイへゴー
二人が躁うつになるまで
出会いはツイッター
ひとりのときのうつ
ヤチの会社員時代〔ほか〕
著者等紹介
リョコモコ[リョコモコ]
1985年大阪生まれ。京都造形芸術大学卒業。2008年にうつ病と診断されるも、のちに双極2型障害と診断が変わる。2017年に双極2型障害をもつ夫と結婚。現在、イラストレーターとして活動中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
里季
40
漫画でわかりやすい。「死なない」こと、この約束は絶対守らないとね。2020/06/15
bakumugi
8
夫婦そろって双極性障害、というと特に両方鬱の時など大変だろうな、と思ったりするのだが、いい意味でゆるい漫画のせいで重苦しくなることなく、ひたすら相手への思いやりをほっこり感じられるいいトーンになっている。鬱で休職した人の対応を何人かしたが、休職期間は短いから、ゆっくり休んでリセットできる人、ほんと少ない。自分も対人ストレスと鬱傾向を実感してるが、このコロナ禍で自宅でのんびりする中で、自分はバリバリタイプではない。心が風邪ひかないように割り切ってペース落としてのんびりやろwを実践中(笑)。2020/07/16
千恵蔵
6
夫婦で躁鬱とは…。さぞかし波乱の多い、大変な生活を強いられているのだろう…。と思い手に取ったが、そうでもなかった。もちろん病状に左右され、寝込んだり希死念慮を来たす、躁鬱患者なら誰もが逃れられないエピソードの数々に見舞われてもいる。でも、著者のタッチが軽やかなせいなのか、愛し愛される、自立した対等な関係性を築けているお陰なのか、深刻な事態を印象付ける描写はない。むしろ楽しそうに互いを支え合っている。会社員の夫が、病状の悪化に伴い休職→退職へ至る経過が詳述されており、これは他の本より参考になる部分だと思う。2020/06/18
Asakura Arata
4
お互いBPⅡを持ちながらの生活。お互い疾患を理解しあっている様が感動的。またここで出てくる人たちはそれなりに理解してくれているのが素晴らしい。二人一緒に治ると良いなあ。2019/08/12
Keystone
3
漫画なので明るく感じるが、実際は大変だと思う。鬱、躁、夫婦それぞれがどの組み合わせでもめちゃくちゃ大変だと思う。2021/12/17