内容説明
精神病、自殺の危機さえあったベートーヴェン。精神を患い、精神病院で亡くなったシューマン。彼らの楽曲を詳しく検討することによって、その精神病理に鋭く迫る!
目次
孤高の求道者ベートーヴェン―「交響曲第九番ニ短調」(人格についての検討;「第九」の演奏の一つのあり方)
晩年のシューマンの病理性―「ヴァイオリン協奏曲ニ短調」(生活史及び病歴の概要;生活史と病歴から見る病跡;ヴァイオリン協奏曲ニ短調 ほか)
境界線の美学マーラー―「交響曲第一番ニ長調」(マーラーの生活史;マーラーに関する文献的展望;「交響曲第一番ニ長調」の検討 ほか)
著者等紹介
小松順一[コマツジュンイチ]
1947年、長野県諏訪市に生まれる。東京慈恵会医科大学卒業。学会認定精神科専門医、医学博士。専門はポリグラフと脳波、癩癇学、森田療法、音楽病跡学。塩尻市、桔梗ヶ原病院勤務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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