内容説明
多動衝動性障碍、器質的脳症候群、行動化、微細脳損傷、児童期の多動性反応、微細脳機能不全、注意欠如障碍(ADD)、注意欠如・多動性障碍(ADHD)…。ADHDの概念には歴史がある。時代のうねりに揉まれ、文化的背景に彩られた壮大なストーリー。
目次
序論 なぜ多動症か
第1章 多動症以前
第2章 最初の多動症児
第3章 多動症論争
第4章 リタリン:魔法の弾丸か黒魔術か
第5章 代替の治療的接近法
第6章 世界の多動症
結論 上手に多動症を、か
著者等紹介
スミス,マシュー[スミス,マシュー] [Smith,Matthew]
Strathclyde大学の講師、Wellcome TrustのFellow。Roy Porter PrizeおよびPressman‐Burroughs Wellcome Awardを受賞。2012年には、BBC Radio 3 New Generation Thinkerに指名されている
石坂好樹[イシサカヨシキ]
兵庫県出身。1973年京都大学医学部を卒業後、公立豊岡病院で勤務ののち、1981年から京都大学医学部付属病院勤務、2005年から京都桂病院勤務、2016年から児童心理治療施設ももの木学園に勤務。専攻は臨床精神医学、児童青年精神医学
花島綾子[ハナシマアヤコ]
千葉県出身。臨床心理士。2001年京都大学大学院教育学研究科博士課程満期修了、北陸大学教職員課程講師を経て、2005年から京都桂病院勤務
村上晶郎[ムラカミアキオ]
兵庫県出身。1994年東京大学大学院理学系研究科博士課程満期退学、2008年東京大学大学院人文社会系研究科博士課程満期退学、2011年群馬大学医学部卒業後、2014年4月から京都桂病院精神科勤務、2016年4月から京都大学大学院医学系研究科博士課程に在籍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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