出版社内容情報
せん妄への対応、予防の取り組みを詳細な実例とともに記し、全国の病院で活用できるよう、ノウハウやコツをまとめた実践書。静岡がんセンターでは、せん妄対策について方針を明確化し、院内での普及に取り組んできた。それらの実践を通して、入院場面におけるせん妄の減少および軽症化が確実に進みつつあり、これまで“起きて当然”と思われていたせん妄の多くが予防可能もしくは軽症化できるようになった。
本書は、静岡がんセンターでの取り組みを詳細な実例とともに記し、せん妄にかかわる全国の病院スタッフが現場で活用できるよう、ノウハウやコツをわかりやすくまとめた実践書である。
松本 晃明[マツモト テルアキ]
著・文・その他/編集
内容説明
事後対応から予防へ!睡眠薬に着目した“目から鱗”のせん妄予防対策!高齢患者の“医療安全”のために必読の書!静岡がんセンターのチーム医療のノウハウやコツを詳説!
目次
第1部 せん妄予防のエッセンス―静岡がんセンター(SCC)の取組(せん妄とは;高齢入院患者への不眠対応;不眠を切り口としたせん妄予防「睡眠マネジメント」;「睡眠マネジメント」がまとまるまで;高齢入院患者の「睡眠マネジメント」;せん妄予防のコツ)
第2部 みんなで取り組むせん妄予防(看護の立場から―せん妄カンファレンスを含めて;外科医の立場から;リエゾンナースの立場から)
第3部 せん妄発生後の対応(せん妄発生時に何を考えるか;過活動型せん妄の薬物療法;内服困難時のせん妄対応;せん妄発生時の対処のコツ)
著者等紹介
松本晃明[マツモトテルアキ]
1990年、浜松医科大学卒業。浜松医科大学附属病院精神神経科等での研修を経て、静岡済生会総合病院精神科(科長)、静岡県精神保健福祉センター(所長)、厚生労働省(課長補佐)を歴任。2013年から静岡がんセンター腫瘍精神科部長として、せん妄予防対策を病院全体に浸透させた。2016年から静岡市こころの健康センター所長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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