内容説明
長年アルコール依存症医療に心血を注いできた医師が、自らの体験も俎上にのせ、「生き方の病」を解き明かす。3人の体験記を通して、病や困難を「宝に変える」生き方がありありと浮かび上がる。
目次
第1部 体験記(依存症―愛するが故の酒との訣れ 栗原司(述)
ひきこもり―母の産みの苦しみと死、その後を生きて 泉野光江(述)
スピリチュアリティ―苦しみを生き抜いて出会うもの 米田栄之(記))
第2部 解説(アルコール依存症;ひきこもり;スピリチュアリティ)
第3部 体験記を読む(依存症:愛するが故の酒との訣れ;ひきこもり:母の産みの苦しみと死、その後を生きて;スピリチュアリティ:苦しみを生き抜いて出会うもの)
総括―苦難と宝
著者等紹介
米田栄之[ヨネダエイシ]
1929年大阪府に生まれる。1954年京都府立医科大学卒業。同大学精神医学教室勤務、高知市の病院の精神神経科科長、大阪府下の精神病院長、紀の川病院長、同病院顧問を経て、2001年同病院退職。精神科一般診療のほか、1967年友綱断酒会(兵庫県断酒会、奈良県断酒会、南大阪断酒会、和歌山県断酒会の母体)の創設にかかわり、以後これら各断酒会との連携の中でアルコール依存症の医療を進めてきた。2003年より2007年迄、ひきこもりの家族の会主宰。2009年より2014年迄、ひきこもりのグループワーク主宰。全日本断酒連盟顧問、和歌山断酒道場顧問、日本アルコール・薬物医学会評議員、日本アルコール関連問題学会評議員、医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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