目次
A 診断(診断と評価スケール;危険因子(高リスク患者の予測))
B 予防(非薬物的アプローチ;薬物療法的アプローチ)
C 救急対応(治療環境と患者への接近;薬剤投与 ほか)
D 治療(せん妄治療に抗精神病薬を使う合理性;薬物療法に関する先行研究 ほか)
E 特定の病態におけるせん妄治療(脳卒中、頭部外傷;パーキンソン病 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
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せん妄は入院症例の10〜42%で認められるが、その内の20〜50%程度しか医療従事者が気づいておらず、介入出来ていないのが現状である。しかし本邦では「せん妄治療ガイドライン」といった書籍はなく、NICEや米国老年医学会におけるガイドラインでも、臨床現場に即した実践的な内容は含まれていない。本書は膨大な研究に基づいた高いエビデンスと、想定し得る臨床現場で必要な診断方法や治療方針を端的にまとめられている。前回読了した書籍と比較すると、イラストやせん妄リスクのある薬剤一覧などが含まれていない点は修正しうる。2021/09/09
snitori
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ガイドライン。買ってざっと目を通したが、あまり使った記憶がない。2018/02/07