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内容説明
毎日のように食べては吐くの繰り返し。記憶を失い、自らを切ったり貼ったりして命をつなぐ。幼少期に身体的虐体や性的虐待をうけて苛酷な状況下で育った少女が、大学生になってから摂食障害を経験、精神科医になるまでの実話を小説で語る。精神科医となった今、自身が体験した複雑性PTSD、解離性障害、摂食障害をどう語るのか。
著者等紹介
まさきまほこ[マサキマホコ]
滋賀医科大学卒業後、京都大学病院精神神経科での研修を終え、現在は大阪のクリニックに勤務している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
カッパ
16
解離性障害と摂食障害について非常によくわかる。そして、胸が締め付けられるような内容であった。著者は医師であり、ある意味では今は勝ち組だからかけるのでは?といううがった見方もできてしまうが、、、。2018/09/26
マク
13
とても参考になりました。2019/07/15
Koki Yamashita
5
読む前と読んだ後では、世界の見え方が変わる種類の一冊だと思う 内容が自分の経験や想像をはるかに越えるものなので、消化しきれていないところも多いが、著者が過去のトラウマを乗り越えていく過程には、震えるほど感動した2019/08/13
すけまる
3
解離と摂食障害を体験した方の自伝。 これは物語ではないのだということを最初忘れていた。ノンフィクションであるが故に読むのが辛い。この本を読んで自分にできることは、せめて自分の子供にこのような悲しく辛い思いはさせないように育てていこうと思った。2019/03/23
のほほん堂
2
『24人のビリー・ミリガン』みたいな?解離で、精神疾患の病身には読んでいてしんどかったです。摂食障害の先の見えない救いようのなさがつらかったです。●回復のきっかけは抑うつ状態の合間の水泳?意外とあっさりと回復?●巻末の解説に何が書かれているのかまったくわかりませんでした。プロとアマの差みたいな。泣きたい。●「最終的に親密さや愛着に対する恐怖症の克服こそが、おそらく治療成功の山場」●「自分も生きていいよ、生きているだけで参加しているよ」●「今一番に感じることは「近道はなかった」ということだと思います。」2018/09/21