内容説明
今、精神科の外来では、「大人のADHD」の受診者が増えている。本書には、治療のABCから治療の工夫まで、ADHD診療を行ううえで必要なすべてのノウハウが解説されている。
目次
第1章 ADHDとは、どんな病気か
第2章 大人のADHDの受診・診断パターン
第3章 大人のADHDで見られる症状
第4章 ADHD支援の全体的な枠組み
第5章 ADHD診療の具体的な進め方
第6章 薬物療法とそれらを用いた症例紹介
第7章 ADHD治療のためのクリニック経営ノウハウ
第8章 よくあるADHD治療の疑問に答えるQ&A
著者等紹介
姜昌勲[キョウマサノリ]
大阪府出身。医学博士、臨床心理士。専門は児童精神医学、一般臨床精神医学。1997年、奈良県立医科大学医学部卒業。奈良県立医科大学精神医学講座助手(助教)、同大附属病院精神科病棟医長を経て、現在、医療法人きょう理事長。2005年、奈良市(学園前)に「きょうこころのクリニック」開院。2010年、「大和西大寺きょうこころのクリニック」開院。2012年、心理カウンセリングルーム「TokyoおとなのADHDラボ」(東京品川)、「きょうこころのケアルーム」(奈良県大和八木)を開設。診療、講演、執筆、産業医活動、心理カウンセリングなど活動のフィールドを広げている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Koning
20
タイトル通り臨床医向けというか開業医向け?成人のADHDを忌避して専門医にたらい回すとかじゃなくある程度見ましょうよ?というご本。著者もADHDの傾向ありということで患者さんにも有用かもしれないハウツーが幾つかあったりするぐらいが見どころなのだろうか?しかし、Googleに全部って、危ういなぁ(汗2015/03/22
Asakura Arata
1
おとなのADHDあるある、みたいなところが面白かった。だいたいうちのクリニックとやっていることは同じであり、一種安堵。2014/05/07
naopyuru
1
治療する医者の書いた本なのでリアルだと思った。初診30分、再診5分は経営考えるとしかたないってことだけど、それでいいのかなとも思った。カウンセラーは別にいるからいいのかな。たった5分じゃね。。2017/12/19
あんドーナツ
1
とても分かりやすい。この先生に色々な発達障害の本を書いてもらえると助かる。2016/05/15
askmt
1
誰に向けて書かれたものかよくわからない印象。そもそもADHDとはというような基本的な解説が無いので1冊目としては中途半端か。2014/01/28