内容説明
がん、心臓病や脳卒中を予防し、治療する。ストレスを克服し、大切な欲求を満たし、幸福感を高める。労働者の再就職率、企業の生産性、アスリートの成績を高める。これらの効果が科学的に証明された驚異の心理療法「オートノミートレーニング」。その全貌が明かされる。
目次
序説 人間の中核的な動機づけ―オートノミートレーニングには何ができるのか
行動分析と介入の理論的基盤
セルフレギュレーションとは何か
動的イメージ―想定され経験された現実
セルフレギュレーション、自律性と共生
複合的因果関係を明らかにする方法としての前向き・介入研究
がん研究における心身医学的次元
個人的セルフレギュレーションと社会的セルフレギュレーションの相互作用
セルフレギュレーション、健康、疾病
オートノミートレーニング―セルフレギュレーションを刺激するための方法
補遺
セルフレギュレーションについての質問票
オートノミートレーニングと精神―身体相互作用に関する文献
著者等紹介
グロッサルト=マティチェク,ロナルト[グロッサルトマティチェク,ロナルト] [Grossarth‐Maticek,Ronald]
ECPD大学院教授、ZMF(学際研究センター)代表、医学博士、哲学博士。1940年ブダペスト(ハンガリー)生まれ。ベオグラード大学(旧・ユーゴスラビア)およびハイデルベルク大学(旧・西ドイツ)にて、医学、社会学、精神病理学、犯罪学を専攻。ハイデルベルク市(ドイツ)在住
永野純[ナガノジュン]
九州大学准教授(基幹教育院)。総合内科専門医、医学博士。1964年生まれ、1988年九州大学医学部卒業。神戸市立中央市民病院、国立病院九州がんセンター、北九州市立医療センター、九州大学病院(心療内科)等に勤務。2000年九州大学大学院(予防医学)中退。同年九州大学健康科学センター講師、助教授・准教授を経て2013年より現職
有村隆広[アリムラタカヒロ]
九州大学名誉教授。1936年生まれ。九州大学文学部卒業、同大学院修士課程修了。1964年山口大学助手、1969年九州大学講師、助教授を経て教授。専門はドイツ文学、比較文学。日本独文学会、日本比較文学会等の要職を歴任
福元圭太[フクモトケイタ]
九州大学教授(言語文化研究院)。文学博士。1960年生まれ。大阪外国語大学外国語学部卒業、同大学院修士課程修了。九州大学言語文化部講師、助教授、同大学大学院言語文化研究院助教授、准教授を経て現職。専門はドイツ現代文学、トーマス・マン研究。日本独文学会、日本ゲーテ協会、ドイツトーマス・マン協会に所属(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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