内容説明
双極うつ病は、従来の双極性障害の概念を超えたパラダイムシフトか?なぜ?抗うつ薬で回復せず、難治で慢性化するのか。見逃されていた診断「双極うつ病」について、診断、疫学、遺伝研究、薬物療法、心理社会的な治療アプローチ、今後の課題まで臨床家が知りたい情報をコンパクトに提供する。
目次
第1部 双極うつ病の診断
第2部 双極うつ病の神経生物学(双極うつ病の神経生物学;双極性障害の遺伝学)
第3部 双極うつ病における特別なトピック(小児双極うつ病;双極うつ病における自殺)
第4部 双極うつ病の治療と予防(双極うつ病に対するリチウムと抗てんかん薬;双極うつ病に対する抗うつ薬;双極うつ病に対する抗精神病薬;双極うつ病に対する新しい治療;双極うつ病に対する心理的介入;実践と研究の将来の方向性)
著者等紹介
田島治[タジマオサム]
1950年、群馬県生まれ。杏林大学大学院修了。医学博士。財団法人精神医学研究所付属東京武蔵野病院嘱託。杏林大学医学部精神科助教授を経て、杏林大学保健学部教授(精神保健学)
佐藤美奈子[サトウミナコ]
愛知県生まれ。1992年、名古屋大学文学部文学科卒業。現在は翻訳家としての活動のかたわら、英語の学習参考書・問題集の執筆にも従事。星和書店より訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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