内容説明
あすへの希望を信じて統合失調症の解明にいどむ精神科臨床医が研究をすることの内実を具体的に語る。
目次
第1章 ドーパミンD2受容体遺伝子の解析を手掛ける―かけだしの研究者の頃
第2章 統合失調症研究の難しさ―精神医学が避けられない自然科学の謎
第3章 精神疾患と進化―なぜ精神疾患はなくならないのか
第4章 精神科治療の未来について―夢を語る、そして夢の実現に向けて
第5章 医療従事者が燃え尽きないために―私が心がけていること
第6章 遺伝か環境か―セロトニンとグルタミン酸
第7章 アメリカ留学―初めて外国人になってみて
第8章 臨床医が研究する意義―新研修制度前の大学の日常から
第9章 論文の書き方―臨床家が研究の視点を持つとき
第10章 カルボニルストレス―一症例から始まった発見
著者等紹介
糸川昌成[イトカワマサナリ]
昭和36年東京都生まれ。平成元年埼玉医科大学卒業、東京医科歯科大学精神神経科研修医(融道男教授)。平成2年福島県四倉病院精神科常勤医。平成3年筑波大学人類遺伝学教室研究生(有渡忠雄助教授)。平成5年東京医科歯科大学精神神経科医員(融道男教授)。平成6年東京大学脳研究施設生化学部門研究生(芳賀達也教授)。平成8年Molecular Neurobiology Branch,National Institute on Drug Abuse,National Institutes of Health,Visiting Fellow(George Uhl教授)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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