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内容説明
他害行為防止と社会復帰のための技法と臨床実践。心理職の役割と機能を描いた初の実践的・体系的テキスト。巻末付録・簡易版のアンガーマネジメント「おだやかブック」、医療観察法入院治療の導入プログラム「発見プログラム」。
目次
第1章 医療観察法医療における触法精神障害者への心理的アプローチ
第2章 暴力のリスクアセスメント研究の流れ
第3章 多職種チームの連携と構造化
第4章 対象行為の振り返りのためのプログラム
第5章 罪悪感の扱い方によって生じる展開と行き詰まり―二事例のセッションの比較から
第6章 罪悪感についての一考察
第7章 アンガーマネージメントとその理論
第8章 アンガーマネージメントの実践
第9章 衝動性に対するプログラム“問題解決練習帳”の開発
第10章 退院までの一連の実践
著者等紹介
壁屋康洋[カベヤヤスヒロ]
独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センター心理療法室長。臨床心理士、博士(教育学)。1996年、京都大学教育学部卒業。2000年、京都大学大学院教育学研究科臨床心理学専攻博士後期課程中退。2000年から国立肥前療養所(現:肥前精神医療センター)に在職。精神科救急病棟での勤務を経て、医療観察法病棟に勤務。また医療観察法病棟の準備のため、2003年10月から5カ月間英国に留学した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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えび
0
CPはPGをやるもの、みたいなことを誰かが言ってたけどこの本を読むと確かにそうだ。「医観法では全ての入院対象者にCPの担当がつくが、必ずしも定期的に面接を続けるという意味ではなく、時期と焦点を絞った関わりである場合も少なくない。...強制入院という制度側のニーズの中で必要な範囲の関わりを行う。それは自由意志による治療と異なるが、CPの新たな関わり方の一つ」という前提からくるものなのかも。しかし一方で短期集中的関わりで上手くいかない人も、医観法は多い。自分の臨床に活かすには何が有効か、考えないといけない。2018/06/10