内容説明
人間関係がうまくいかず、生きづらさを感じ、孤立してしまうアスペルガー症候群を持つ大人たち。本書は、成人のアスペルガー症候群に対してCBTを中心とする援助を提供するための包括的なガイドブックである。
目次
第1章 成人におけるアスペルガー症候群の定義
第2章 成人のアスペルガー症候群のメンタルヘルスに関する問題のケースフォーミュレーション
第3章 初期のアセスメント
第4章 個々の患者に合わせたケースフォーミュレーションと治療計画
第5章 心理教育と治療に向けてのオリエンテーション
第6章 介入:アスペルガー症候群の中核的問題へのコーピングスキルを増やす
第7章 アスペルガー症候群に併存するメンタルヘルスの諸問題に対する介入
第8章 補助的な治療、および他の専門家との連携
第9章 治療における諸問題と、その対処方法について
第10章 治療の終結と展望
著者等紹介
ガウス,ヴァレリー・L.[ガウス,ヴァレリーL.][Gaus,Valerie L.]
1992年にニューヨーク州立大学ストーニーブルック校にて臨床心理学の博士号を取得後、成人や若い世代を中心に、知的障害と精神障害の重複診断患者、自閉症患者、気分障害および不安障害の患者に対する認知行動療法を実践してきた。大学院にて学位を取得した後、ニューヨーク州にあるロングアイランドで開業しながら、現在は同じくニューヨーク州にあるヴィンセントスミス校で心理スタッフとして勤務している。アスペルガー症候群・高機能自閉症協会の顧問委員会の役員や自閉症研究団体の助成金評価委員を務めており、ロングアイランド大学/C.W.ポストの非常勤講師でもある
伊藤絵美[イトウエミ]
社会学博士、臨床心理士、精神保健福祉士。慶應義塾大学文学部人間関係学科心理学専攻卒業。慶應義塾大学大学院社会学研究科博士課程修了。現在、洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長。千葉大学大学院医学研究院子どものこころの発達研究センター特任準教授
吉村由未[ヨシムラユミ]
心理学修士、臨床心理士。日本女子大学人間社会学部心理学科卒業。立教大学大学院文学研究科心理学専攻臨床心理学領域博士前期課程修了。現在、洗足ストレスコーピング・サポートオフィス専門スタッフ
荒井まゆみ[アライマユミ]
1994年からシアトル市在住。米国・ワシントン州シアトル市ワシントン大学女性学部卒業。2001年からシアトルの法律事務所勤務。現在は、シアトル市にて翻訳活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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