内容説明
本書は、精神科臨床におけるアセスメント、治療計画の立案から、心理教育、カルテ記載、統合失調症の生活障害の理解まで、精神科医の成長を促すために必要不可欠な精神科臨床サービスの実践的な内容をわかりやすく紹介する。教科書には記載の少ない、現場で本当に役立つ知恵・コツ・技が満載。巻末に、手早く英語論文を読むための「英語論文の読み方」を収録。
目次
アセスメント
治療計画をたてる
心理教育(サイコエデュケーション)
病気と生活の見通しを学ぶ
精神療法・心理社会療法の脳基盤―言語による脳機能の自己制御
診察に役立つのはどんなカルテか?―「わかりやすいカルテ」を目指して
当事者とともにまとめる精神科臨床サービス
精神科臨床における失敗の特質と意義―失敗が支える臨床サービス
「してはいけない」とわかっていても「ついしてしまう」こと―精神科臨床サービスの失敗学
精神科臨床サービスの専門家としての基本と成長〔ほか〕
著者等紹介
福田正人[フクダマサト]
1958年栃木県生まれ。1983年東京大学医学部卒業。1983~1998年東京大学医学部附属病院精神神経科医員・助手・講師。1998年~現在、群馬大学大学院医学系研究科神経精神医学准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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