内容説明
個々の参加者がダイナミックな関係性の中で変わっていく。集団の中で各個人は、認知・行動に関する知識・方法を獲得し、個人の抱える様々な問題や課題の解決を目指す。本書は、充実した理論編のみならず、実際に集団CBTのプログラムを立ち上げるまでの具体的なノウハウを提供する。つまずきがちな点への対処法をQ&Aで紹介。「かゆいところに手が届く」集団CBTの必携ガイドブック。
目次
第1章 集団認知行動療法の魅力
第2章 集団認知行動療法のエビデンス
第3章 集団認知行動療法を始める前に準備すること
第4章 集団認知行動療法のプログラム内容
第5章 集団認知行動療法でつまずきがちな点と打開策
第6章 集団認知行動療法を続けていくために
著者等紹介
中島美鈴[ナカシマミスズ]
1978年、福岡県生まれ。臨床心理士。2003年、広島大学大学院教育学研究科心理学専攻修了後、福岡県静光園第二病院、佐賀県独立行政法人国立病院機構肥前精神医療センターなど、主に精神科領域で集団認知行動療法を実践。2009年、東京大学駒場学生相談所助教を経て、2010年より福岡大学人文学部研究員
奥村泰之[オクムラヤスユキ]
1979年、大阪府生まれ。2003年、早稲田大学第二文学部社会人間系専修卒業後、国立保健医療科学院、日本医科大学、国立精神・神経医療研究センターなど、主に医学領域で研究に従事。2009年、日本大学大学院文学研究科心理学専攻博士(心理学)取得。現在、国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所社会精神保健研究部外来研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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