内容説明
動機づけ面接法(MI)は、瞬く間に世界を席巻した。めざましい効果を目の当たりにした多くの医師や看護師が臨床現場にMIを取り入れたいと願っている。本書は、カウンセリングや面接法に習熟していない臨床家でも、MIを理解でき、実際に臨床現場で使えるように、やさしくかみ砕いて記述している。
目次
第1部 行動の変化と動機づけ面接法(動機づけ面接法 原理と証拠;動機づけ面接法をヘルスケア業務に取り入れる)
第2部 動機づけ面接法の中心的技法(動機づけ面接法の実践;質問する;傾聴する;情報提供)
第3部 全ての技法を併せて使う(技術の統合;誘導(案内)形式の事例
誘導(案内)形式に熟達する
面接を超えて)
読者のための案内図
著者等紹介
ロルニック,ステファン[ロルニック,ステファン][Rollnick,Stephen]
臨床心理士、カーディフ大学の初期医療・公衆衛生部門ヘルスケアコミュニケーション学教授。一般臨床医として16年働いた後、教職に就き、またコミュニケーション学をテーマとした研究者となった
ミラー,ウィリアム・R.[ミラー,ウィリアムR.][Miller,William R.]
ニューメキシコ大学の心理学および精神医学の特別名誉教授。同大学には1976年より勤務。同大学の臨床心理学の博士課程(米国心理学協会認定)で臨床訓練の指導者として務め、また、同大学のアルコール依存症・物質乱用および物質嗜癖センター(CASAA)の指導者でもある
バトラー,クリストファー・C.[バトラー,クリストファーC.][Butler,Christopher C.]
カーディフ大学の初期医療学教授、初期医療・公衆衛生学部門主任。ケープタウン大学で医学を、トロント大学で臨床疫学を修める。ロルニック博士に師事し、行動を変えるカウンセリングの開発と評価を行い、臨床家から禁煙指導を受けた患者の認知に関する質的調査を実施した
後藤恵[ゴトウメグミ]
日本アルコール精神医学会評議員、日本アルコール・薬物医学会評議員、日本精神神経学会認定専門医。1985年京都府立医科大学卒業。1992年(~1994)ロンドン大学精神医学研究所にて、嗜癖行動科学(専門医コース終了)、その他家族療法・認知行動療法・地域医療・児童精神医療などを学ぶ。1994年高月病院アルコール病棟勤務。1996年東京足立病院アルコール病棟等勤務。1999年成増厚生病院急性期治療病棟・アルコール病棟勤務。2003年同診療部長
荒井まゆみ[アライマユミ]
1968年、千葉県生まれ。1994年からシアトル市在住。米国・ワシントン州シアトル市ワシントン大学女性学部卒業。2001年からシアトルの法律事務所勤務。現在は、シアトル市にて翻訳活動に専念(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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