内容説明
命令幻聴は、相当な苦痛を伴い、危険性をはらんでいる。統合失調症の症状としては、驚くほど高い割合で見られるにもかかわらず、わかっていることは割と少ない。この命令幻聴に対する、革新的な認知的アプローチを示したのが本書である。多様なケースから、介入の手順、その有効性、将来的な展望が示される。
目次
命令幻聴とは
認知へのアプローチvs.準‐抗精神病薬的アプローチ
命令幻聴の認知行動療法マニュアル
トム
ジョアン
トニー
ナオミ
ジャニス
サリー
ケビン〔ほか〕
著者等紹介
バーン,サラ[バーン,サラ][Byrne,Sarah]
ウォリックシャーの成人精神保健サービスに勤務する臨床心理技術者
バーチウッド,マックス[バーチウッド,マックス][Birchwood,Max]
バーミンガム大学精神保健学の教授、バーミンガムの早期介入サービスの所長
トローワー,ピーター[トローワー,ピーター][Trower,Peter E.]
バーミンガム大学心理学部の名誉準教授、バーミンガム&ソリハルメンタルヘルス財団の上級臨床心理技術者
ミーデン,アラン[ミーデン,アラン][Meaden,Alan]
バーミンガム&ソリハルメンタルヘルス財団のリハビリテーションと継続支援の上級専門臨床心理技術者
菊池安希子[キクチアキコ]
博士(保健学)、臨床心理士、精神保健福祉士。1966年、東京都に生まれる。1995年、東京大学大学院医学系研究科保健学専攻博士課程単位取得済み退学後、明治学院大学非常勤講師、関東労災病院神経科外来臨床心理技術者、国立精神・神経センター精神保健研究所流動研究員などとして勤務。2002年、東京大学保健センター助手。2004年より国立精神・神経センター精神保健研究所司法精神医学研究部室長。2005年、マンチェスター大学臨床心理学科にて、ニコラス・タリア教授より精神病の認知行動療法を学ぶ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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