内容説明
精神分析療法を中心に、そこで繰り広げられる対話の中に音楽の構図を見出し、再び療法に還元していく様が見事に示されている。これらは、セラピストに限らず、実りある対話のヒントになるだろう。
目次
第1章 リズムを聴く
第2章 トーンを聴く
第3章 即興演奏と伴奏
第4章 声のない会話
第5章 独立したノート(音)から作曲へ
第6章 心理のメタファー
第7章 作用と相互作用 主観と経験願望の対位法
第8章 会話のハーモニーと不協和音を聴く
第9章 コーダ
著者等紹介
ノブロック,スティーヴン・H.[ノブロック,スティーヴンH.][Knoblauch,Steven H.]
ニューヨーク市のThe Institute for the Psychoanalytic Study of Subjectivity、The Institute for Contemporary Psychotherapy、The Psychoanalytic Psychotherapy Study Centerの教職員、および主任分析医。二十代の前半に地域のメンタルヘルスとジャズ・ミュージシャンという二重のキャリアを追っていたが、その17年後に精神分析のトレーニングを開始、自身の臨床医としての活動に音楽の経験を融合させようという試みを続けている
朝井知[アサイサトル]
精神科医(医学博士)。アサイ神経クリニック所属
黒澤麻美[クロサワアサミ]
北里大学一般教育部専任講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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