内容説明
うつ病で悩んでいる方、回復へのヒントを探している方へ。本書は、心理療法の場面で繰り広げられた夢を介して行われた治療を、著者が今一度、漫画という著者自身に備わったすばらしい表現手法によって、文字通り描きだしたものである。
目次
第1章 うつの発症とこころの旅路へのはじまり
第2章 イマジネーションの海で家族の幻とたたかう
第3章 宝物を見つけて日常へ帰る
著者等紹介
北洋子[キタヨウコ]
神奈川県に生まれる。学習院女子短期大学(現学習院女子大学)卒業。その後、OL経験を経て、漫画家のアシスタントにつく。その間、長期のうつ病を経験。現在は、漫画の著述に専念する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Japis
0
カウンセリングのイメージが変わった2016/09/29
neimu
0
いじめや人間関係で悩んだことのある人にとって、ある意味とてもわかりやすい形で自分の心の中の怒りや悲しみがどのように隠されているか(どのような症状となっているか)、そして、ユング心理学に基づいたカウンセリングのあり方をわかりやすく説明しているマンガだと思う。興味のある人には一読の価値あり。2009/08/05
ᚹγअәc0̸א
0
・基本ゆる系の絵であるが、夢に登場するουροβóρος画が緻密で嬉。円口類を思わせる無目頭部を持つ白蛇の自食様相は、痴性の象徴が感じられ有難い。 ・うつ要素はあるが、根底は機能不全家族問題という印象。但し、家族問題との直接対決はひとまず棚上げのようなので、このタイトルは一応妥当性ありか。 ・少し前@DSM-Ⅳ-TR時代の本(2008)のせいか、Drの婉曲コメントに感含。--精神病的要素を有した人格の偏倚が考えられ、A型PD範疇かもしれないが明確な診断困難。ひとまず失調型PD傾向としておく。
かにぱん
0
うつに対してこういう考え方もあるんだなと感心した2021/01/24