内容説明
この数年間にさまざまな向精神薬がわが国でも使用可能になり、欧米で提唱される精神科薬物療法アルゴリズムやガイドラインを参考にできる向精神薬のラインナップがようやく整いつつある状況である。本書は、最近の知見やエビデンスを集約し、代表的な精神疾患に対して、新薬を最大限に日常臨床に生かせるようにまとめた平易な薬物療法ガイドである。また、臨床精神薬理学研究を行う際に必要な知識となる向精神薬の等価換算と向精神薬の薬効評価に用いられる評価尺度についても紹介する。
目次
向精神薬の分類
統合失調症の薬物療法
うつ病の薬物療法
双極性障害の薬物療法
不安障害の薬物治療
睡眠障害の薬物療法
ストレス関連障害・摂食障害の薬物療法
児童思春期における精神科薬物療法
老年期における精神科薬物療法
妊娠期・授乳期の精神科薬物療法
向精神薬の等価換算
向精神薬の薬効評価に用いられる評価尺度
著者等紹介
稲田俊也[イナダトシヤ]
財団法人神経研究所附属晴和病院副院長
稲垣中[イナガキアタル]
慶應義塾大学大学院健康マネジメント研究科准教授
伊豫雅臣[イヨマサオミ]
千葉大学大学院医学研究院精神医学教授
尾崎紀夫[オザキノリオ]
名古屋大学大学院医学系研究科精神医学・親と子どもの心療学分野教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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