内容説明
精神科急性期治療病棟の新設から10年が経ち、現在全国で200以上の病棟が認可され、精神科急性期医療を提供している。しかし、それぞれの病棟でどのような入院医療が具体的に提供されているのかについては、不明な点も多い。本書には、これまで前田教室が育み培ってきた経験に基づいた臨床・教育・研究の成果が、詳細に紹介されている。
目次
第1部 総論(精神科治療の段階性および階層性;大学病院における急性期病棟をめぐる諸問題)
第2部 入院治療(久留米大学病院における精神科急性期治療病棟の運営;急性期治療病棟における薬物療法(抗精神病薬を中心に) ほか)
第3部 卒後研修プログラム(精神医学における科学性、知性、倫理性;精神科での卒後研修で求められるもの ほか)
第4部 入院治療以外(デイケアにおける精神科急性期治療病棟との連携;久留米大学精神科外来と急性期病棟 ほか)
著者等紹介
前田久雄[マエダヒサオ]
1942年宮崎県生まれ。1966年九州大学医学部卒業。1978年佐賀医科大学助教授。1988年九州大学医学部助教授。1996年久留米大学医学部教授。2002年久留米大学高次脳疾患研究所長(兼任)。2003年久留米大学病院長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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