内容説明
統合失調症の予防は、可能か?この障害の発症リスクの高い人々へ認知療法に基づいた心理学的な早期介入を行うことが、きわめて重要となる。副作用の面、治療の受け入れやすさの面からも、薬物療法に代わる第一選択肢として効果が期待され、現在、予防医学の観点からもその必要性が言われている。本書では、早期介入における認知療法の適用について、理論的根拠と豊富な事例をもとに、臨床家にわかりやすく解説した初めての実践的ガイドライン。
目次
第1部 背景(早期発見の重要性;どのようにリスク群を発見するか;どの介入戦略を採用すべきか)
第2部 精神病予防のための認知療法(なぜ認知療法か;治療契約;理論、アセスメントおよび概念図(formulation))
第3部 ストラテジーの変更(ノーマライゼーション;代替的説明を考案し評価する;安全行動 ほか)
著者等紹介
渡辺孝[ワタナベタカシ]
文教大学国際学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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