自分自身をみる能力の喪失について―統合失調症と自閉症の発達心理学による説明

自分自身をみる能力の喪失について―統合失調症と自閉症の発達心理学による説明

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  • サイズ A5判/ページ数 219p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784791105915
  • NDC分類 493.76
  • Cコード C3011

内容説明

チュービンゲン学派の本格的統合失調症論(+自閉症論)。

目次

統合失調症とは何か?
諸現実次元
乗りかえ
さまざまな統合失調症理論が照らしだす統合失調症
障害された精神的発達のもとでの自己回復の試みとして、そして乗りかえ喪失のために失敗に終わった退行としての統合失調症
臨床にかんする経験
幼児自閉症

著者等紹介

レンプ,ラインハルト[レンプ,ラインハルト][Lempp,Reinhart]
1923年、シュツットガルトのエスリンゲンで生まれる。チュービンゲンとフライブルグ大学で医学教育を終え、チュービンゲン大学で生化学的研究により博士号を取得。チュービンゲン大学精神科で、クレッチマー、つづくシュルテのもと医長などをつとめ、1971年には新しく設立されたチュービンゲン大学児童青年精神科の教授に。その後、チュービンゲン大学医学部長、ドイツ児童青年精神医学会理事長、ヨーロッパ児童青年精神医学会副会長などを歴任。1989年に退官し、故郷のシュツットガルトに移り、小さなクリニックを開業。受賞、著書等多数

高梨愛子[タカナシアイコ]
1959年東京生まれ。浜松医科大学医学部卒業後、神奈川県立こども医療センター小児内科および国立精神神経センター武蔵病院小児神経科で研修医、神奈川県立ひばりが丘学園医師。1991年~1999年ドイツ、チュービンゲン大学医学部児童青年精神科客員医師として知的障害児者厚生施設マリアベルガー・ハイムに滞在。1999年学位論文によりチュービンゲン大学医学博士。2000年~2003年国立精神神経センター武蔵病院精神科研修医。2003年より東京都東村山福祉園医師

山本晃[ヤマモトアキラ]
1952年大阪市生まれ。大阪大学医学部卒業後、星ヶ丘厚生年金病院神経科医師。1982年~1984年ドイツ学術交流会(DAAD)奨学生として、ドイツ、チュービンゲン大学医学部児童青年精神科客員医師。1984年大阪市立小児保健センター精神神経科医師。1985年大阪大学医学部精神医学教室助手。1994年大阪教育大学教育学部障害教育講座助教授。2003年同教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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アマテラス

1
統合失調症を〝ゴミ箱〟的診断概念にしないために。 発達障害にみられる『三つ組の特徴(障害)』【コミュニケーションの特徴(障害)・社会性の特徴(障害)・想像力の特徴(障害)】が、統合失調症患者においても高い割合でみられる現実場面について。 生育歴・生活歴を軽視してきた治療ガイドラインが見直されるキッカケになる事を願ってしまう。 

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