認知療法実践ガイド基礎から応用まで―ジュディス・ベックの認知療法テキスト

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  • サイズ A5判/ページ数 443p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784791105465
  • NDC分類 146.8
  • Cコード C3011

内容説明

認知療法の第一人者が長年の臨床経験から作り上げた実践的テキスト。「標準的な」認知療法の進め方を具体的にわかりやすく例示する。これから認知療法を始めようとする人、さらなるスキルアップを目指す専門家のための決定版ガイド。

目次

認知的概念化
初回セッションの構造
第2セッションとそれ以降:その構造と形式
治療セッションを構造化する際の諸問題
自動思考を把握する
感情を把握する
自動思考を検討する
自動思考に対応する
媒介信念を同定し修正する
中核信念
その他の認知技法と行動技法
イメージ技法
ホームワーク
終結と再発予防
治療計画
治療上の問題
認知療法家としての進歩

著者等紹介

ベック,ジュディス・S.[ベック,ジュディスS.][Beck,Judith S.]
米国ペンシルヴァニア州フィラデルフィアの郊外に位置するベック認知療法研究所(Beck Institute for Cognitive Therapy and Research)の所長であり、ペンシルヴァニア大学の心理学および精神医学の臨床助教授も務めている。この10年以上もの間、認知療法家の育成プログラムに従事しており、さらに、研究所内外の多数のスーパーバイジーに対してスーパービジョンを実施している。また米国内や国際学会等で開催される認知療法のワークショップの講師としても、賞賛されており、その内容は、うつ病、双極性障害、不安障害、パニック障害、パーソナリティ障害、再発予防、カップル・夫婦間の問題など、多岐に渡る

伊藤絵美[イトウエミ]
社会学博士、臨床心理士、精神保健福祉士。慶応義塾大学大学院社会学研究科博士課程満期退学。現在、洗足ストレスコーピング・サポートオフィス所長

神村栄一[カミムラエイイチ]
心理学博士、臨床心理士、専門行動療法士。筑波大学大学院心理学研究科博士課程満期退学。現在、新潟大学教育人間科学部助教授

藤沢大介[フジサワダイスケ]
医師、精神保健指定医。慶応義塾大学医学部卒業。現在、慶応義塾大学精神神経科助手/桜ヶ丘記念病院精神科
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひつまぶし

2
治療者向けの実践ガイドとして書かれているので、理論的なことや治癒のプロセスを患者の立場から理解したい場合は別の本を読んだ方が良いし、本書にもブックガイドが付いている。『認知行動療法と精神分析が出会ったら』で伊藤が語っていたように、確かに認知行動療法は「ツール」という感じ。治療者自身の自己分析や患者との関係形成が必要であっても、それはあくまで仕事としてのことだし、それ以上であってもいけない。アプローチとしては問題を抱える人の混乱を整理する補助を機能的に行なっていくようなものだろうけど、こんな簡単でいいのか。2023/09/17

ぬぐみ

1
認知療法の基礎や実践の仕方について学べる。イメージ技法と、治療計画の章がとくに参考になった。実践で使うにはもっと熟読したい。それから、うつ状態に対する治療については詳しいが、パニック障害や、強迫性障害、PTSD、摂食障害、物質使用障害、パーソナリティ障害、統合失調症、双極性障害の治療の中でこの手法をどう用いていくかについては、別途勉強していく必要がありそう。とはいえ、ベースについて学べるとてもよい本。2017/03/07

anchic

0
認知療法についての治療手続きを網羅した一冊。我が国では認知行動療法が保険点数化されたのでますますの発展が期待されている状況です。そのためこの本は心理臨床家にとって重要な一冊となると思います。2010/02/11

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