内容説明
豊富な症例報告を交えてその経験を披露する。単なる研究書ではなく、眠りの文化的側面から、漢方の基本的な考え方、また実態がつかみにくいサプリメントの効能についてまで詳細な記述があり、睡眠を軸とする広範な知見は興味深く読者の考察を深めるに違いない。
目次
第１章 眠りの今昔
第２章 漢方医学の特徴
第３章 不眠症に使われる漢方薬
第４章 いびきの漢方治療
第５章 睡眠呼吸障害の漢方治療
第６章 その他の睡眠障害
第７章 睡眠障害とサプリメント
付録
著者等紹介
稲永和豊［イナナガカズトヨ］
１９４６年九州帝国大学医学部卒業。１９５３‐１９５５年米国イリノイ州立大学、カリフォルニア州立大学ロサンゼルス校に留学。１９６６‐１９８８年久留米大学医学部教授（神経精神医学講座）。１９８８年‐現在、筑水会病院において臨床精神医学担当、同病院神経情報研究所長。現職は久留米大学名誉教授、筑水会病院神経情報研究所長
安西英雄［アンザイヒデオ］
１９７６年東京大学農学部卒業。１９８０年金沢大学薬学部卒業。１９８０‐１９８２年（株）日本全薬工業。１９８２‐１９９８年（株）ツムラ（学術本部・開発本部・国際本部）。１９９８‐２００２年ツムラニューヨーク所長。現職はＡｎｚａｉ＆Ａｓｓｏｃｉａｔｅｓ，Ｉｎｃ．代表、Ｍａｉｔａｋｅ Ｐｒｏｄｕｃｅ，Ｉｎｃ．副社長。漢方薬の基礎研究・臨床研究・シンポジウムを世界各地で実施。米国ＦＤＡ（食品医薬品局）からは史上初の植物製剤に対するＩＮＤ（臨床試験実施許可）を取得し、米国における補完代替医療研究の先駆けとなった
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