- ホーム
- > 和書
- > 人文
- > 精神医学
- > 虐待・トラウマ・PTSD
内容説明
EMDR(眼球運動による脱感作と再処理)は、わが国でも何回もトレーニングがなされ、心の傷への治療有効性がますます認められるように至っている。本症例集では、現在、各々の専門分野で活躍中の精神科医、臨床心理士、精神保健福祉士らによるEMDRの試みを、元国立小児病院でのケースを中心に詳しく紹介する。
目次
トラウマとその文脈としての家族
臨床家を育てるためのスーパービジョンへの応用―安全感を高める意識的呼吸法の利用
「社会的引きこもり」症例への治療的アプローチ―EMDRの可能性
対人恐怖症へのEMDR治療の試み
重病患者を抱える家族を扱った症例
子どもへの援助と親のトラウマの整理について
強迫性障害の治療におけるEMDR
気持ちを語ることを援助する方法としてEMDRを施行した不登校事例2例
子どもを虐待する母親のPTSDに対するEMDRの活用
「ほんとうのことを言うと関係が壊れてしまうのではないか」と恐れる女性のEMDR―母親面接に導入した1例
小児慢性疾患の治療過程でのトラウマへのEMDR治療
EMDRが心の医療現場でもつ意義
EMDRの訓練システム
著者等紹介
崎尾英子[サキオエイコ]
1949年福岡県生まれ。国際基督教大学・東京慈恵会医科大学卒業。慶応義塾大学精神科入局。東京都立七生福祉園、東青梅病院。1991年国立小児病院精神科医長。2002年10月2日永眠
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。