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内容説明
世界心理社会的リハビリテーション学会によって日本の5つの活動がベスト・プラクティスとして選ばれたことを記念し、2000年7月、和歌山、東京でシンポジウムが開催された。本書は、これら5施設の活動報告を中心に、今後の精神障害リハビリテーションのあるべき姿について、様々な立場から表明された思いをそのまま、一冊にまとめたものである。
目次
序章 国際シンポジウムの開催にあたって
第1章 WAPRの「ベスト・プラクティス選考委員会」の活動と日本でのシンポジウムの開催主旨
第2章 世界的に見た精神障害リハビリテーションの現状―当事者・活動内容・サービス体制
第3章 日本の5つのベスト・プラクティス
第4章 和歌山、東京シンポジウムでの指定討論と質疑応答のまとめ
第5章 世界と日本のベスト・プラクティスの比較―日本の精神障害リハビリテーションの発展方向
著者等紹介
東雄司[ヒガシユウジ]
1952年和歌山県立医科大学卒業。1956年同精神神経科助手。1965年カナダ、モントリオール、マックギル大学医学部精神科留学。1966年和歌山県立医科大学神経精神科講師。1967年同助教授。1973年同教授。1994年和歌山県立医科大学退職。名誉教授就任。麦の郷精神障害者地域リハビリテーション研究所所長。2000年10月に永眠される
江畑敬介[エバタケイスケ]
1965年金沢大学医学部卒業。1970年同大学院(精神医学専攻)修了。1971年富山県立中央病院精神科医員。1974~1977年米国留学。1977年東京都立精神医学総合研究所研究員。1983年東京都立松沢病院医長。1989年同部長。1996年東京都立中部総合精神保健福祉センター所長。2001年江畑クリニック院長。現在に至る
伊勢田堯[イセダタカシ]
1968年群馬大学医学部卒業、文部教官を経て1992年東京都立精神保健センター。1988年英国ケンブリッジ・フルボーン病院留学。1995年東京都立中部総合精神保健福祉センター・広報援助課長。1997年東京都立多摩総合精神保健福祉センター・リハビリテーション部長。2001年都立精神保健福祉センター所長。現在に至る
小川一夫[オガワカズオ]
1975年群馬大学医学部卒業。群馬大学医学部精神科。1988年医学博士。1990年英国ケンブリッジ・フルボーン病院留学(1年)。1998年東京都立多摩総合精神保健福祉センター。1999年東京都立中部総合精神保健福祉センター。2001年同センター・リハビリテーション部長。現在に至る
百渓陽三[モモタニヨウゾウ]
1968年和歌山県立医科大学卒業。1970年和歌山県立医科大学神経精神科助手。1987年同講師。1994年ももたにクリニック開院。現在に至る
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