内容説明
近年目立つようになっている過食症は臨床の場でも深刻な病態である。いつのまにか食べるのがやめられなくなってしまい悩んでいる患者さん、その治療に取り組む精神科はじめ各科の医師やナース、栄養士。この実戦的ガイドは、神経性過食症をいかにして治療するかを、様々な流派の治療モデルを用いた多面的な治療法と実例の紹介から、明らかにする。過食の背後にある病理を見据えそれに取り組むとき、この痛ましい病は回復の兆しをみるのである。
目次
第1章 診断
第2章 治療モデル
第3章 治療計画
第4章 個人療法
第5章 グループ療法
第6章 催眠療法
第7章 家族療法
第8章 入院治療
第9章 評価とフォローアップ